ガーデニングをしているとブーンとハチがよってきます。日本にいるときはハチは何でも危険だと思っていて苦手だったので、近くに来るとびっくりして反射的によけてしまっていました。しかしイギリスでは多くの人がミツバチを歓迎します。なぜハチを大切にするのでしょうか。ハチに好かれる庭づくりもご紹介します。

ハチが豊かにしてくれる私たちの食生活

ハチと私たちの生活はどのような関わりがあるのでしょうか。ハチは蜂蜜を作ってくれるだけではありません。実は私たちが食べる野菜や果物、そして家畜のエサまでもがミツバチの受粉に依存しているそうで、世界の主要な作物の90%にはミツバチが訪れていると言われています。

もちろんミツバチだけが受粉の手助けをしているわけではないですが、ほかの生物が自分自身を養うのに必要な量だけのために花を訪れるのに対して、ミツバチは巣にため込むためにより多くの花を訪れ、より多くの花粉を運ぶそうです。ミツバチによる自然授粉が栄養価においても作物の品質を向上させています。国連食糧農業機関 (FAO)も、ミツバチを歓迎することが食物の安全保障を高めるための最良の方法の 1 つであると確認したとのことです。

一部のハチの種は特定の植物を好むため、特定の自然の生息地を必要とします。しかしこのような特定の生息地は今、土地利用のための変化という脅威にさらされています。このことがミツバチの減少の主な要因となっているようです。

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ミツバチが暮らせる環境を増やそう!

まずはスカビオサ(マツムシソウ)などのハチが好む植物で埋め尽くします。切り花にも適したスカビオサは、紫のかわいらしいお花で私も庭に植えています。そしてRHSのアドバイスによると芝刈りの頻度を減らし、雑草が花を咲かせるようにすることも効果的だそうです。

イギリスのガーデンセンターには「ハチフレンドリー」と表記された植物が売られていたり、ハチの巣箱も売られていたりします。また、ハチに水を与え、可能な限り農薬の使用を避けることも重要です。

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私たちの生活に深く関わりのあるミツバチ。自然環境や私たちの食生活も豊かにしてくれます。休むこともなくせっせと働いている働きバチがとてもかわいらしく見えてきます。ミツバチに敬意を持って接する限り、刺されることはないとのことです。敵意を持たずに感謝を込めて、ハチが好む植物を庭に植えてみるのはいかがでしょうか。

(参考URL)
https://friendsoftheearth.uk/nature/why-do-we-need-bees
https://www.rhs.org.uk/wildlife/garden-bees

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