冬到来。スキー、スノーボードなどのウィンタースポーツを楽しむ人がいる一方で、「寒いから外に出たくない…」という方も多いのではないでしょうか。その気持ちはわかりますが、ウィンタースポーツには心にも体にも良い効果がたくさんあるんです。今回は「15 Amazing Health Benefits of Winter Sports [Proven By Science]」と「6 Surprising Health Benefits of Winter Sports」の記事を参考に、ウィンタースポーツの健康効果を紹介します。
代謝を上げる
ウィンタースポーツは夏の運動ほど汗をかかないので、代謝が上がるイメージはないかもしれません。でも、そんなことはありません。寒い冬には、体温を正常に保とうとするだけでエネルギーが必要です。そのため、そもそも冬は代謝が良くなっている時期なのです。その状態で運動をすれば、さらに代謝が高まり、より健康的な体になることができます。
カロリーを消費する
スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツは、1分間のエネルギー消費量は高いわけではありません。でも、1日中ゲレンデで過ごすなど長い時間楽しむことができるスポーツなので、たくさんのカロリーを消費します。代謝の高い冬に多くのカロリーを消費することで、ダイエット効果も得られます。
バランス力を高める
スキーやスノーボードには、足腰の筋肉を使ってバランスを取ることが求められます。この動きがバランス能力を鍛えます。ポーランド人の学生78人を対象にした研究では、1週間のスキー合宿に参加することで、姿勢の安定性やバランス調整力が大幅に改善されることがわかりました。
うつ病を改善する
秋から冬にかけて気分が落ち込む季節性うつ病という病気がありますが、ウィンタースポーツはこれを食い止めます。スウェーデンのルンド大学は、クロスカントリーレースを行うスキーヤーと一般の人を対象にした調査研究を20年以上続けています。そして、クロスカントリーを行う人のほうがうつ病や血管性認知症を発症する可能性が最大50%低いことを発見しました。
自然を楽しむ人生になる
英国エセックス大学の研究者たちは、屋内で日々を過ごす10歳の子どもは、大人になっても同じように過ごす傾向があると指摘しています。その逆もしかりで、子どもの頃からウィンタースポーツを楽しんだ子どもは生涯を通じて自然との関りを楽しむようになります。また、自然の中で遊ぶことで自信がつき、外向的で、社交的になるとも考えられています。
まとめ
ウィンタースポーツを行うことには健康面、精神面でさまざまなメリットがあります。また、子どもの頃からウィンタースポーツを楽しむことで、人生がより幸せで楽しいものになる可能性もあります。寒そうに見える雪山やゲレンデも、一度出てみると清々しさが感じられます。この冬はウィンタースポーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(参考)
15 Amazing Health Benefits of Winter Sports [Proven By Science]
6 Surprising Health Benefits of Winter Sports
田舎育ち18年、都会暮らし28年、海外暮らし5年。どこにいても緑と土が必要で、ときどき「山が見たい」と駄々をこねます。老後はヨット好きの主人と海と山の両方が見える場所に住みながら、世界各地を旅したい欲張り50代です。