「ブルーマインド」とは平和で穏やかな状態の気持ちのことで、米国の海洋生物学者であるウォレス・J・ニコルズ博士が名付けました。

現代人の生活は頭も体も常にスイッチの入った状態で、いつのまにかストレスや不安(レッドマインド)を抱えています。そんな現代人に必要なのが「ブルーマインド」。ニコルズ博士は、ブルーマインドは「水」との関わりで得られると言っています。

今回は「Why Being Around Water Is So Good for Our Psyches」の記事を参考に、ブルーマインドを手に入れる5つの方法をご紹介します。

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1.釣りに行く

釣りは、魚が釣れるのを気長に待っている受け身なもののように見えるかもしれませんが、実は受け身ではありません。

釣竿を持ってボートに乗っている間は、水や環境と対話をしなければなりません。絶え間なく変化する水との対話は簡単ではないので、いつのまにか他のことは考えず、釣りに集中していきます。このことが、心を落ち着かせていくのです。

米国のある組織では、カヤックに乗って釣りをすることで心身の障害を克服するというプログラムを提供しており、すでに3,000人以上で成果が出ています。

2.泳ぎに行く

泳ぐことはブルーマインドを手に入れるのに、とても良い方法です。海でも湖でもプールでも構いません。

泳いでいる時は深くてリズミカルな呼吸をしながら、筋肉を伸び縮みさせています。この動きが瞑想のような状態に導いてくれるのです。

また、水泳は有酸素運動で、幸せホルモンの一つであるエンドルフィンや、「至福」という名前を持つエンドカンナビノイドというホルモンの分泌を刺激します。これにより脳内のストレスや不安感が抑えられます。

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3.水族館へ行く

釣りや水泳に行くほどの時間がないという人には、水族館に行くことをおすすめします。水族館に行くと、リラックスすることが研究で明らかになっています。

米国ペンシルベニア大学の歯学部と獣医学部の研究者が、口腔外科手術の前に患者の不安を軽減させるさまざまな方法を試したところ、水族館に行くことで最も高い効果が得られたのです。

また、英国の研究では魚の泳いでいる水槽を10分間ながめているだけで、血圧や心拍数の変化に良い効果があったことがわかっています。最も効果があったのは多様な魚のいる水槽を見た場合だったそうです。

4.風呂に入る

ここまではどこかに行くことでブルーマインドを得る方法を紹介しましたが、もっと簡単な方法はないのかと思っている方もおられるかもしれません。とても簡単にブルーマインドを手に入れる方法が二つあります。

一つ目は、風呂に入ることです。温かい風呂に入ると一日の疲れが取れるような気がしますよね。このことは科学的に研究されており、風呂に入ったり、5分間シャワーを浴びたりすることで、慢性ストレスの指標となる唾液中のコルチゾールが減少することがわかっています。

5.水を飲む

そして、もう一つの簡単な方法は、水を飲むことです。

人の身体の約60%は水でできており、脳は75%が水です。十分な水を飲むことが体にも脳にも重要であることは言うまでもありません。

軽い脱水症状の時でさえ注意力や思考力、記憶力に悪影響があり、また疲労や不安感が増幅することもわかっています。しっかり水を飲むことを心掛けるだけでも、「ブルーマインド」を手に入れることができます。

まとめ

どうも最近イライラしたり、不安になったりするという人はレッドマインドの状態。ここで紹介した方法でブルーマインドを手に入れてみてください。

(参考)Why Being Around Water Is So Good for Our Psyches

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