空を見上げると雲がかわいい犬に見えたり、おいしそうなソフトクリームに見えたりしたことがありませんか。子どものころはそんな想像をしていたけれど、大人になってからは空すら見上げた記憶がないという人も多いかもしれません。

雲を見ることには実はいろいろな効果があり、「クラウド・ウォッチング」という名称もあるほど。雲を観察することを楽しむ人たちを「クラウド・ウォッチャー」と呼んだりもするんです。今回は「Cloud Watching」と「Cloud watching: Finding Animal Cloud Shapes with Kids」の記事を参考に、大人にも子どもにもおすすめのクラウド・ウォッチングの効果や楽しみ方をご紹介します。

心と体を落ち着かせる

雲をゆっくり観察するということは、必然的に穏やかな時間をもたらしてくれます。仕事や雑用でパソコンや手元ばかりを見て生活する時間が長い現代人にとって、立ち止まってただ雲を見るということは、それだけで気持ちを落ち着かせてくれます。

芝生に寝転がったりベランダの椅子に横になったりして雲を観察する時間が取れれば、体の休息にもなります。また、遠くにある雲をぼんやり眺めることは目を休ませることにもつながり、パソコンやスマートフォンなどで疲れた目を癒やしてくれます。

想像力を刺激する

広い空にはたくさんの雲があります。雲が何に見えるかを考えることで想像力が刺激されます。また、雲は常に形を変えていくので、同じものがそこにある時間はわずかです。ずっと観察を続けていると別のものになったり、あるいは何でもないただの雲になってしまったり。その変化が、また思考を刺激してくれます。

一人ではなく子どもや友達などと一緒に雲を観察していると、同じ雲でも違うものに見えたりすることもあります。特に子どもは発想が自由なので、大人が思いもつかないような見立てをすることも。何に見えるかを共有することで、さらに想像力が刺激されます。

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学びや知識を広げる

雲を観察することは、自然を知ることにもつながります。どんな種類の雲があるのか、雲はどのように作られるのかなどについて興味を広げていくこともできます。

あるいは、雲が動物に見えたら、その動物は実際にはどのような特徴があり、どのような暮らしをしているのかといったことを調べてもいいかもしれません。雲を観察することをきっかけとして、大人も子どもも学びと知識を広げていくことができます。

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まとめ

雲をゆっくり観察することにはさまざまな効果がありますが、意外とやっていないもの。誰でもどこでも簡単にできることなので、早速クラウド・ウォッチャーになって雲の観察を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(参考)
Cloud Watching
Cloud watching: Finding Animal Cloud Shapes with Kids

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