家族のはじめてキャンプシリーズ、初回は『子どもと楽しむ!家族のはじめてキャンプ1~おすすめの遊び編~』をお送りしました。第2回目は、キャンプの一番の楽しみともいえる食事についてご紹介します。この記事を読んで、家族キャンプの食事の考え方として参考にしていただければ幸いです。

キャンプの食事で初心者が気を付けたいこと

『B.B.Q』『燻製』『ダッチオーブン』…キャンプの食事はどれも魅力的ですね。食事は大きな楽しみなので「キャンプでしかできない豪華なご飯作っちゃうぞ!」とつい張り切りがちですが、ちょっと待ってください。前回もお話した通り、キャンプは不自由さを楽しむ場であるので、料理をするのにも想像以上に手がかかります。

まず、水道までの距離も遠く、水を汲んだり食材や食器を洗うのも一苦労。さらに火を起こすまでの過程は長く、初心者のうちは火加減も難しいでしょう。そんな状況の中で子どもの面倒も、暗くなってきたらランタンの準備もしなければなりません。筆者もキャンプ経験が増えた今でさえ、苦労することがあります。

これらの理由から、まず最初は無理なく作れる料理をおすすめします。レトルト食品や缶詰を上手に利用すると手間も失敗も少なくなります。もし「せっかくのキャンプだから新しい料理に挑戦したい!」と思うのであれば、まずはこれからご紹介する『キャンプが盛り上がる簡単料理』から始めてみるのはいかがでしょうか。

簡単!キャンプが盛り上がる料理

はじめてのキャンプ料理で大事なことは、「手間が少ないこと」「簡単だけど特別感がある」という2点です。これならキャンプの環境に不慣れな初心者でも安心です。まずはこちらの3つのメニューから挑戦してみてはいかがでしょうか。

パエリア

夕食のメインにおすすめなのが、パエリアです。キャンプではご飯を炊くのも一苦労ですが、パエリアの素とレシピがあれば失敗なく作れます。具材も冷凍のシーフードミックスなら、手間もかからないうえに品質を落とすことなく持ち運べます。野菜も自宅でカットしてくれば包丁いらずで楽ちんですね。大きめのフライパンは必要ですが、工程が少ない割にパーティー感が出るおすすめの料理です。

スモア

スモアとは、マシュマロを使ったデザートで「Some More(もっと欲しい)!」が語源です。作り方も簡単なので、キャンプに行ったらぜひ挑戦してみてください。

スモアの作り方

  1. 長い串に刺したマシュマロを焚火で炙ります。
  2. ぷくーっと膨らんで溶けたら、チョコレートと一緒にビスケットに挟んで完成です。

マシュマロの熱でチョコレートが溶け、塩気のあるビスケットと見事なハーモニーを奏でます。スモアの楽しいところは、子どもも料理に参加できるところです。もちろん小さいお子さんは大人の補助が必要ですが、自分で炙ったマシュマロの味は子どもながらに格別です。みんなが笑顔になれる魔法のデザートですね。

関連記事:キャンプの定番スイーツ『スモア』にチャレンジしよう!

ホットドック

朝食はホットドックがおすすめです。片手で食べられるので小さいお子さんでも安心ですね。調理もウインナーを焼くだけなので、ワンバーナーとミニフライパンさえあれば簡単にできます。朝食からチェックアウトまでは時間がありません。できるだけ前日に片づけを済ませ、2日目の朝食は最低限の道具で調理できるメニューを選びましょう。

食事はキャンプの楽しみの一つですが、気合を入れすぎると大きな負担になってしまいます。まずは簡単な料理で少しずつ経験を重ね、キャンパーとしてのレベルを上げていくのはいかがでしょうか。

(『子どもと楽しむ!家族のはじめてキャンプ~雨の楽しみ方~』へ続く。)

Nature Serviceのキャンプ場

Natures.編集部より

Nature Serviceはやすらぎの森オートキャンプ場を運営しておりますが、同敷地内には自然と融合した法人向けレンタルオフィススペース、信濃町ノマドワークセンターが併設されております。30人強を収容できるワークスペースを有し、近年大きな注目を集めているリモートワークやワーケーションを実践できる施設です。また、起業家や経営者の方々が落ち着いて働けるように、1~3人程度の少人数でご利用できるエグゼクティブ向けのお部屋もご用意しております。キャンプのなかにワーケーションという概念を取り入れ、ぜひ、皆さまには新しい働き方の1つとしてご利用していただけることを願っております。都会と変わらない作業やネット会議を行いながら、時折施設周辺を散歩し、木々や葉っぱの擦れる音、鳥たちの鳴く声に耳を傾け、生産性や創造性などの知的労働生産性の高まりを肌で感じ取ってみてはいかがでしょうか。

信濃町ノマドワークセンター

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