キャンプブームとなり、キャンプをしてみたいという方も多くいらっしゃると思います。キャンプの人数やスタイルもさまざまありますが、今回は夫婦キャンプに焦点を絞り、前編、中編、後編、プラス番外編と4回に分けて、どんなことを考えたり、注意したりしているのか、筆者の経験を踏まえてご紹介します。

キャンプに対する興味の確認

夫婦ともにキャンプに興味があれば、キャンプギアを買う事もキャンプに行く事も問題はないですが、筆者の場合は、妻はキャンプに興味がなく、ましてや、アウトドア派よりインドア派でした。そのため、いきなりキャンプに行く事はハードルが高すぎました。

もし無理やりキャンプをして嫌な思いをしたら2度とキャンプには行かないかもしれませんし、そうなれば元も子もありません。なので、アウトドアに少しずつ慣れてもらえるように、桜の季節にはお弁当を買ってお花見をしたり、自宅の庭でバーベキューをしたりしました。そうするうちに、アウトドアでの食事の美味しさや楽しさを感じてもらえるようになりキャンプへの抵抗感が少なくなりました。

こういった経験を経て、現在は、キャンプギアを少しずつ集め、デイキャンプやロッジ泊を楽しんでいます。

ロフト付きロッジ
2階がロフトになっているロッジでキャンプをしたこともあります。

キャンプギアの選別と優先順位付け

キャンプを始めたい方の悩みとなるのが、どんなキャンプギアを買うのかという点になると思います。キャンプギアと言っても、「住環境に必要なギア」と「食やリラックスに関わるギア」に大別できます。

住環境に必要なギア
テントやタープ、シュラフ(寝袋)、コット(簡易的なベッド)など
食やリラックスに関するギア
調理器具として使用するクッカーや調理用ナイフ、カッティングボード、シェラカップ、クーラーボックス、アウトドアテーブルやアウトドアチェアなど


筆者は、住環境のギアを後回しにしています。その理由、価格が高い事、住環境のギアだけではキャンプが成立しない事の2つです。例えば、キャンプ場で泊まれる環境はあるが、クッカーやクーラーボックスがなければ調理ができず、食べる物が極端に限られ、キャンプを楽しめないといった状況になります。

逆に、食やリラックスできる環境のギアは、低価格帯のものもあり、日常生活でも使用可能な物が多くあるため、こういったギアを先に検討し購入しました。

そうする事で、例えば、自宅内や自宅の庭で使え、デイキャンプも可能になりますし、ロッジ泊にすれば住環境に関する問題は解決します。ここで重要な事は自分なりのギアに対する優先順位を決めておくことです。

キャンプギアはプレゼン後の購入をオススメ

欲しいキャンプギアが決まったら、家族にプレゼンテーションをしましょう。その目的は、きちんと伝える事で相互理解が得られ、そのキャンプギアをなぜ買わないといけないのかという疑問を解決することにあります

後から、「あのキャンプギア買わなくて良かったんじゃないの?」って言われると、ちょっとつらいですよね。ですから、自分が欲しいキャンプギアに対する想いを伝えましょう。そのためには、なぜそのキャンプギアが必要なのか、そのキャンプギアがあればどんな事ができるのか、どんな価値や幸せを生み出すのかといった要点でプレゼンテーションする事をおすすめします。

私が最初に購入したキャンプギアは、ストームクッカーでした。その時に、「ストームクッカーがあれば、キャンプやアウトドアですき焼きや揚げ物、炒め物も作れる。これは2人にとって幸せな事だと思うから、買ってもいいかな?」とプレゼンテーションをしてから買いました。そして、キャンプギアを買うと、使いたくなるのでよりキャンプに行きたくなります。

ストームストッカーとアウトドアテーブル
ストームクッカーを買った後に、アウトドアテーブルや
アウトドアチェア、クーラーボックスなども買いました。
妻にプレゼンテーションは毎回しています。

身近な場所で試す

キャンプギアを買ったら、いきなりキャンプ場へ行くのではなく、身近な場所でギアを試しましょう。使い方を体験しておくとキャンプ場で焦る事なく使いこなせます。

筆者は、ストームクッカーを購入後まずは自宅ですき焼きをしました。使い方を知り、実際に体験する事で、次は何を作ろうかと楽しみながら話しをする事ができますし、実際にキャンプ場で使ってみようという気になります。これはキャンプギアすべてにおいて同じだと思います。

例えば、テントやタープを買ったら、デイキャンプで設営の仕方を練習してから泊まりのキャンプに行く事で、設営時間の短縮や設営トラブルの回避にもなります。キャンプギアを買った際は、まずは身近な場所で試してみる事をおすすめします。

購入したキャンプギアで試しに料理
買ったギアは自宅で試しに使ってみましょう。
使用感を体験するとキャンプ場に行っても、困る事はありません。
揚げたての串カツ
揚げたての串カツは美味し過ぎて、今でも思い出すキャンプの1つになりました。

まとめ

今回は、夫婦キャンプの始め方をご紹介しました。夫婦共通の趣味がキャンプになると、「今度の連休にキャンプしようか?」「串カツキャンプなんてどう?」といったように、日常会話も自然と増えます。キャンプに行った後にも、「あの時のキャンプ楽しかったね。」と思い出を話すこともでき、「また行こうね。」と次のキャンプに向かっていけます。プレゼンテーションもしっかり行いながら、自分の選別したキャンプギアを使って自然の中でご夫婦一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか

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Nature Serviceのキャンプ場

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