自然との触れ合いを大切にするNature Serviceでは、SDGsの取り組みについても注目をしています。SDGsとは「持続可能な開発目標」を意味しています。「自然環境」や「健康」「平和」といった課題の達成を目標に、世界各地で行われている取り組みです。

今回はその中でもNo.12の「つくる責任、つかう責任」に注目し、特に食べ物に関する部分の説明とわたしたちにもできることをお伝えしたいと思います。

食料過多なこの時代で

消費者も生産者も資源を大切にして、ムダが出ないようにしていこう

No.12ではこのような目標があげられています。

今の時代は食べ物が豊富になり、さまざまな物を食べることができます。しかし、食べ物を必要以上に買ったまま腐らせてしまったり、使わずに捨ててしまったりすることはありませんか?豊富になった反面、つい買いすぎてムダな消費をしてしまうことがあると思います。

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フードロス」という単語もよく聞くようになりましたね。フードロスとは売れ残りなどの理由で、食べることができるのに廃棄される食品のことをいいます。その量は年間約13億トン」ともいわれており、世界中で作られる食べ物の約3分の1が捨てられているのが現状です。

廃棄物の焼却は二酸化炭素やダイオキシンを発生させるため、廃棄物の量が増加することは環境にとっても悪影響となります。

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問題はそれだけではありません。ジャンクフードや高カロリーの食べ物が普及するようになったため、摂取カロリーが増加したり栄養バランスが崩れたりする要因にもなっています。こうした問題は肥満などといった「生活習慣病」を引き起こし、わたしたちの健康面にも悪影響をおよぼしています。

わたしたちにできることは、食材を購入するときに本当に必要なのか、使い切れる量なのかを意識していくことです。もしかしたらいつも余分に買いすぎているかもしれませんよ。

また、食品は最大限に有効活用をして、少しでも廃棄物の量を減らせるように工夫をすることが必要です。健康面に関しては、ジャンクフードや高カロリーの食べ物はなるべくひかえて、少しずつ野菜中心の食生活に切り替えていきましょう。

まとめ

わたしたちが普段食べている物は、すべて自然から生まれています。ムダに食べ物を廃棄することは、自然からいただいた恩を仇で返しているようなものですよね。

わたしたちは「もったいない」の精神を、今いちど取り戻していく必要があります。自然や自身の健康を守るために、今できる少しの努力からはじめませんか?

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