大自然の中を歩くハイキングは、大人から子どもまで楽しめるアウトドアの一つです。「体を動かす気持ちよさ」や「目的地にたどり着く達成感」を子どもに味合わせてあげたいと思う方も多いと思います。

そんな親の気持ちとは裏腹に「長時間歩くのはつまらない」という子どもは多く、せっかくハイキングに出掛けても「まだ歩くの?」「疲れちゃったから帰りたい」と駄々ばかりこねられて困ってしまうことはありませんか?

子どもと大人は経験も感覚も違うため、あれやこれや言っても子どもには響きません。子どもが楽しくなるような工夫を加えて、みんなが満足できるハイキングを目指していきましょう。

子どもが長時間楽しく歩くためには

大人は歩くことの喜びや「遠くまで歩いた」という達成感を知っています。しかし子どもは苦労して目的地までたどり着く達成感を知らないため、長時間歩くだけのハイキングに飽きてしまいます。この大人と子どもの感覚の違いが、ハイキングがいまいち盛り上がらない原因の一つです。子連れでハイキングに行くのであれば、子どもも楽しめる工夫をする必要があります。

遊びが大好きな子どもにとって、ただ長時間歩くだけの行為はとてもつまらないものです。そこで『歩きながらできる遊び』や『小さな達成感』を意識的に作ってみてください。目的ができた途端に子どもの目の輝きが変化し、元気に歩くようになります。筆者も子連れでハイキングに出掛ける時には次の3つのアイデアを使って、道中が少しでも楽しくなるよう工夫しています。

『歩数計』でどれだけ歩いたか実感

ハイキングには歩数計を持って行くことをおすすめします。そして子どもに持たせてあげてください。歩数計の歩数が増えるのが面白いようで、きょうだいでどちらが多く歩いたか競い始めます。今まではすぐに抱っこやおんぶをせがみましたが、 歩数計の数字を増やすために頑張って歩くようになりました。目的地までの歩数を家族で競うのも楽しいですよ。子どもの方が歩幅が小さく歩数が増えやすいので、大人といい勝負になります。

『一口チョコ』で体も心も回復

一口チョコは小さなご褒美です。「あそこまで歩いたらチョコ休憩にしよう!」と小休憩用として使っています。チョコは子どもが喜ぶオヤツであるうえ、糖質とカロリーが多いので体力も回復します。口に残る心配もないので、歩きながら食べてしまって思わぬ事故になるようなこともありません。さらに小包装のものを選べば、手を汚すことなく食べられるので衛生的です。歩数計と併用して「あと1000歩でチョコ休憩」とスモールステップを設定することも歩く励みになります。

『ミニゲーム』をしながら歩いてみよう

子どもとミニゲームをしながら歩くのもおすすめです。歌やしりとりでもいいですが、せっかくのハイキングなので自然を利用したゲームをぜひ楽しんでみてください。

  • 頂上までに虫を5匹写真に撮る
  • 何色の花が一番多いか予想をして数を競う

こういった小さな目的を作ることで自然と足が進むようになります。手間なく簡単にできるゲームで十分なので、ぜひお子さんと楽しんでくださいね。

自然の素晴らしさは実際に体験しなければ、なかなか知ることができません。ハイキングは年齢を問わずに楽しめるアウトドアです。子どもも楽しめるような工夫をしながら、雄大な自然の中を歩いてみませんか。

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