在宅勤務が増え、なんとなく身体の不調を感じてはいませんか?規則正しい生活を心掛け、適度に運動をしていても、なんだか身体が重たかったり、やる気が出なかったりするのは日照不足が原因かもしれません。
「適度に日光を浴びることは健康を保つうえで重要である」と科学的にも証明されており、日照不足は体調不良を引き起こす要因となります。在宅勤務による日照不足を解消し、心身ともに充実した日々を送りましょう。
日照不足で骨や歯がもろくなる
日照不足で懸念される健康への影響の1つ目は「骨や歯がもろくなること」です。骨や歯の原料として欠かせないカルシウムはビタミンDの力を借りて体内への吸収を高めます。ビタミンDは食品からも摂取できますが、紫外線を浴びることにより体内で合成されるため「太陽のビタミン」とも言われています。日光に当たる時間が減ってしまうことでビタミンDが不足し、骨や歯がもろくなってしまいます。
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気分の落ち込みからうつ病につながる可能性も
日照不足による影響の2つ目は「気分の落ち込みや意欲の低下」です。これは体内にセロトニンという物質が不足することが原因で、悪化するとうつ病や不眠症となる恐れがあります。セロトニンは神経伝達物質の1つで、不足すると精神不安定になり意欲の低下やストレスによるイライラを感じやすくなります。心の健康を保つためには、日光を浴びてセロトニンの分泌を増やすことが重要です。
日照時間の短い北欧では人工的に日光のような照明を利用して、セロトニン不足による健康被害の解消に努めています。
北欧など夏季でも日照が少ない地域では、精神症患者の数が多く、その治療として人工照明室の暴露が有効で、治療効果を上げている。
引用:セロトニン分泌に影響を及ぼす生活習慣と環境
日光を浴びると気持ちが明るくなることは気分的な要因にとどまらず、きちんとした科学的根拠があるのです。
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心身の健康を保つために心掛けたいこと
心身の健康を保つために重要なビタミンDとセロトニンは、次の2つの方法で増やすことができます。
- ビタミンDや、セロトニンの材料となるトリプトファンを含む食材を食べる
- 日光を浴びる
ビタミンDが多く含まれる食材は、シイタケなどのキノコ類とサケやイワシなどの魚です。セロトニンはトリプトファンというアミノ酸が原料になっており、肉・魚・乳製品・豆類に多く含まれています。
さらに日光を浴びることによって、これら物質を効率良く体内合成することができます。始業前に外でウォーキングをしたり、仕事の合間に庭へ出て休憩したりすることも効果的です。休日にはアウトドアやキャンプに出掛け、日光をたくさん浴びて体調を整えていくのも良いですね。
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心身の状態を整えるために日光を浴びることは、科学的にみても有効な方法です。在宅勤務でなんとなく不調を感じている人は、外に出て日光に当たることを意識してみてはいかがでしょうか。きっと良い変化があるはずですよ。
参考:
日照時間と健康との関係
セロトニン分泌に影響を及ぼす生活習慣と環境
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旅とワインが大好きなアウトドア系主婦。休日は家族で外遊びやキャンプを楽しんでいる。夢は「キャンピングカーで日本1周すること」と「世界各地のワインを本場で楽しむ」こと。
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