静岡県の御前崎市にある「御前崎灯台」は、日本の灯台のなかでも人気の灯台。真っ白な洋式の外観は、まるで外国の建物のような華やかさを感じます。

また御前崎灯台は、なかに人が入れるめずらしい灯台としても有名です。展望デッキからの絶景は、息をのむ美しさ。

今回は、そんな青空にたたずむ優美な御前崎灯台の魅力と、灯台の役割や海の癒やし効果についてお伝えします。

御前崎灯台の魅力とは?

御前崎灯台は、静岡県最南端の岬にある御前崎市のシンボル。駿河湾と遠州灘の間に位置し、太平洋側に出ている岬の先端にたたずんでいます。そこからのオーシャンビューは、見ているだけで心が洗われますね。

また、日本の灯台50選に選ばれている御前崎灯台。歴史的・文化的価値が高いAランクの保存灯台に指定されているほど、めずらしい灯台です。

さらに、御前崎灯台はイギリス人技師の監督のもとつくられたため、レンガ造りで洋式の外観が異国感を与えてくれます。こうした建物としての美しさも人気のひとつ。

らせん階段をのぼると、そこには絵にかいたような景色が広がっていました。御前崎灯台の地上から頂上までの高さは、22.5メートル。なかにはもっと高い灯台もあるみたいです。

また、展望デッキは風が強いので、帽子やカメラなどを落とさないように気をつけましょう。

海の安全を見守る灯台の歴史と役割

皆さんも、海に行ったときや、テレビなどで灯台を目にしたことがあるかもしれません。しかし、「なぜ灯台があるのか」や「灯台の役割について」など、あまり深く考える機会は少ないのではないでしょうか。

灯台は、島や岬・港口などに置かれる、海の安全を守るための施設です。

光や音などで、船に合図を出し、道に迷わないようにすることから「航路標識」と呼ばれています。

昔は、人間が魚をとったり、ものを運んだりするためにいかだで海に出るのが一般的でした。その際、出発地点にきちんと戻れるよう、大きな木を目印として置いていました。やがて文明が発展し、大きな船で長い距離を航海できるように。遠くからでもわかりやすいように、たき火や煙をあげることに変わっていきました。

現在は、光や音を放つ「海の道しるべ」である灯台として、海の安全を守っています。

御前崎灯台は灯台愛好家からも人気が高い

御前崎灯台は、多くの灯台愛好家にも人気があります。これまでいくつもの灯台を見てきた、灯台を愛してやまない灯台愛好家からの評価が高い御前崎灯台。

レンガ造りでおしゃれな灯台は、なかなかありません。灯台ファンはもちろん、老若男女だれでも「かっこいい」「きれい」と思うほど、迫力ある姿が見られます。

すんだ青空に、真っ白の御前崎灯台は、写真映え間違いなし。また、日没から22時までライトアップもされています。夕暮れどきや、夜など時間帯を変えて御前崎灯台を眺めるのも楽しいですね。

海をながめて疲れた心を癒やす

海を眺めると、ほっとする・癒やされたという経験をしたことはありますか?海をながめると、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンセロトニンドーパミンが分泌されます。血のめぐりを早め、体内の酸素も増えていきます。海を見てリラックスする理由は、ホルモンによる働きが関係しているのです。

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最近ストレスがたまっているという方は、御前崎灯台からの広大な海を眺めて、疲れた心と体をデトックスしてみませんか。

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