前回の記事、『「Too Good To Go」デンマーク発祥の食品ロス解決アプリは、環境への配慮が自分たちの幸福度を上げる仕組みにもなっていた。』では、食品ロスの現状とデンマークの「Too Good To Go」というアプリについてご紹介しました。
こちらの記事では具体的に今日からできる食品ロスを減らすヒントを、「6 TIPS TO AVOID FOOD WASTE IN YOUR HOME」からご紹介しますので、前回の記事と併せてぜひ読んでみてください。

家庭でできる食品ロスを減らすための6つのヒント

日本にはまだ進出していない「Too Good To Go」のアプリですが、「食品ロス」を減らすという観点で、私たちが日本の家庭でもできることを、6つのTips(ヒント)として教えてくれています。
日常での小さな行動が、今後の地球環境の変化につながると信じて、まずはできることから始めてみませんか?

食品ロス削減その1:食事の計画をたて、買い物リストをつくりましょう

食事の献立をたてて、買い物リストを作りましょう。
これにより、買いすぎや、無駄な買い物を防ぐことができます。
食物は自然の恵です。腐らせて捨ててしまうのは悲しいことです。

食品ロス削減その2:「変なかたち」でも同じたべもの

スーパーに並ぶ「完璧」な形の果物や、野菜もよいですが、
自然が作り出した「変なかたち」の野菜も味わってみましょう!
味は一緒で、食べても安全です。

スーパーマーケットなどでは、なかなかこのような農産物を見かけることは少ないですが、「きれいなかたち」の商品しか売れないという概念がある限り、こういった野菜などが商品棚に並ぶことはありません。
「変なかたち」のものに出会ったらそれらを積極的に購入することが重要になります。

食品ロス削減その3:賞味期限と消費期限の違いを理解しましょう

食品に表示されている期限には2種類あります。

1つは「賞味期限」
2つめは「消費期限」です。

これらの違いをきちんと理解することで、食品ロスを防ぐことができますので知っておきましょう。

「賞味期限」とは
食品をおいしく食べることができる期限のことです。

パックされた袋などを開けておらず、指定された通りに保存していた場合に、安心して食べられる期間です。一度開封した食品は、賞味期限に関係なく、なるべく早く食べるようにしましょう。

「消費期限」とは
期限を過ぎたら食べない方が良い食品についています。

パックされた袋などを開けておらず、指定された通りに保存していた場合に、安全に食べられる期限のことを消費期限と呼びます。
生のお肉や、お弁当のようないたみやすい食品に表示されています。

食品ロス削減その4:食品の正しい保管場所を知りましょう

食品の適切な保存方法を知り、無駄なく食べ切ることで食品ロスを防ぎましょう。
また、消費期限が近い食品などは、冷蔵庫の手前に置いておくと、食べ忘れを防ぐことができます。

食品ロス削減その5:それはゴミですか?他の使い道があるかもしれません

フルーツや野菜の皮にもたくさんの栄養が詰まっています。
捨ててしまわずに、スープやスムージーにしてみてはどうでしょうか。
他にも野菜の茎部分は野菜スティックにするなど活用してみましょう!

食品ロス削減その6:テクノロジーを活用しましょう

食品ロスを減らすために、便利で簡単なテクノロジーを活用してみましょう!
料理献立サイトを活用して、冷蔵庫にある食材を消費したり、アプリを使って賞味期限・消費期限を管理したりもできます。

関連記事:日本のごみ排出量はどのくらい?SDGsのごみ問題の現状について理解しよう

まとめ

世界中で取り組まれているSDGsのターゲットの一つにもなっている「食品ロス削減」。

スーパーマーケットなどに並ぶたくさんの食品ひとつひとつがすべて自然からいただいている恵であり、大切に作られた食品なのです。

「Too Good To Go」からのヒントを参考に私たちもできることから始めましょう!

参照:https://toogoodtogo.org/en/movement/households

   https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2010/spe1_01.html

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