両親に旅行でもプレゼントして親孝行しようかなと考えることがあるのではないでしょうか。旅行もいいですが、実はキャンプもおすすめです。子どもや孫たちと自然の中で一緒にわいわい過ごす時間は、両親にとっては懐かしく、また楽しい時間です。家族の良い思い出がまた一つ増えますよ。
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ただし若い世代と同じようなキャンプの仕方では負担をかけてしまうこともあるので、いくつか気を付ける点もあります。今回は「Camping with Elderly Parents: Tips to Make the Trip Fun and Comfortable For Them」と「Camping For Seniors: How to Make it Comfortable and Fun」の記事を参考に、シニア世代の親とキャンプに行く時の注意点を紹介します。
適切なキャンプ場を選ぶ
まず気を付けたいのは、キャンプ場選びです。どんなに良い場所だとしても何時間もかかるような遠い場所に行ったり、自然体験を満喫しようと設備があまり整っていないキャンプ場に行ったりするのはおすすめしません。
シニア世代の体力のことを考えて、車で楽に行けて、キャンプ場へのアクセスも良いところが最適です。また、トイレや炊事場などの設備がきちんと整い、携帯電話がつながることも大切です。
シニア世代が快適に過ごせる場所であること、そして何か緊急事態が起きた時にも対応できるキャンプ場を選んでおくことが、安心してシニア世代の親をキャンプに連れて行くためのポイントです。
快適な寝場所を用意する
親世代にキャンプを楽しんでもらうためには、眠りやすい環境を準備することも大事です。どんなに元気なシニアでも、若い人と比べれば体力は落ちています。また、硬い地面の上で寝たり、狭いテントの中で体を縮めて過ごしたりすることも負担になります。
夜はゆっくり寝られるように、できるだけ広さに余裕のあるテントと寝やすい寝具を準備しましょう。寝袋だけではなくエアマットレスやコットを使ったり、毛布を持って行ったりするなどして、できるだけ快適に寝られるようにしてあげてください。質の高い睡眠を取ることで、よりキャンプを楽しく過ごすことができます。
余裕をもって楽しむ
若い世代は、多少無理のあるスケジュールでもキャンプを楽しむことができますが、シニア世代にとっては疲れるだけです。時間にも心にも余裕のあるキャンプを計画するようにしてください。
キャンプは屋外での活動ですが、動き回る必要はありません。日中はキャンプ場の近くを散歩したり、夜には焚き火を囲んで話をしたりするなどして、ゆっくりとした時間を過ごしましょう。シニア世代の親にとってもキャンプが気持ちの良い体験になり、楽しい思い出になるよう心掛けることが大切です。
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まとめ
シニア世代の親と一緒に行くキャンプでは、若い世代だけで行くキャンプよりも少し準備が必要だったり、ある程度の妥協も必要だったりするので、面倒と感じるかもしれません。でも、それは親への配慮であり思いやりです。感謝の気持ちをもって親孝行キャンプを計画してみてはいかがでしょうか。
(参考)
Camping with Elderly Parents: Tips to Make the Trip Fun and Comfortable For Them
Camping For Seniors: How to Make it Comfortable and Fun
田舎育ち18年、都会暮らし28年、海外暮らし5年。どこにいても緑と土が必要で、ときどき「山が見たい」と駄々をこねます。老後はヨット好きの主人と海と山の両方が見える場所に住みながら、世界各地を旅したい欲張り50代です。