「ヒュッゲ」という言葉を耳にしたことがありますか。「ヒュッゲ」とは、「幸福感や満足感のある居心地の良い状態や時間」のことで、デンマークやノルウェーなどで大切にされている考え方です。例えば、寒い冬に家族で暖炉の前に座ってホットチョコレートを飲む。こんな時間は考えただけでも気持ちがほっこりしませんか。そういった過ごし方が「ヒュッゲ」です。
寒くて長い冬を経験する北欧で生まれた「ヒュッゲ」は、冬と結び付けられることが多いのですが、暑い夏にもヒュッゲを楽しむことができます。今回は「37 Summer Hygge Ideas to Make Life Magical」と「HOW TO HYGGE IN SUMMER」の記事を参考に、夏にヒュッゲを楽しむ方法を紹介します。
夕暮れ時に散歩をする
最もシンプルなヒュッゲの活動のひとつに、散歩があります。外に出て新鮮な空気を吸うだけで気分がリフレッシュして幸せな気持ちになることができます。
でも、夏は暑いですよね。だから、夏の場合は、夕暮れ時の散歩がおすすめです。空気の暑さが少し緩んで、外に出るのがおっくうに感じない時間に出かけてみましょう。夕暮れ時の太陽の日差しは日中のギラギラした光とは違って、柔らかくなっています。その優しい光の中で、夏の草花や木々、空の色合いなどを眺めていると、それだけで幸せな気持ちになれます。日が暮れると涼しい風が吹くこともあるので、風に吹かれながらゆっくりと散歩をしてみてください。
キャンプで星空を観察する
キャンプに行って星空を眺めるのも、夏におすすめのヒュッゲな時間です。夏は夜になってもそれほど気温が下がらないので、長い時間テントの外で過ごすことができます。だから、星空を観察するのにちょうどいい季節なのです。
夜になったらテントの外に出て、地面に寝転んでみてください。何百万もの星が降り注いでくるかのような光景を見ることができます。夏の星空には、天の川や夏の大三角と呼ばれる三つの明るい一等星が輝くので、友達や家族と星座を見つけたりするのも楽しいです。
さらに、星空は眺めているだけでリラックスや快眠の効果があることもわかっています。星空観察は、夏におすすめのヒュッゲです。
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家の中に自然を持ち込む
夏に外を歩いたりキャンプをしたりするのはどうしても苦手という人は、外の自然を家の中に持ち込んでヒュッゲな時間を過ごしてみてください。
観葉植物を置いたり、流木や小石を飾ってみたり。特におすすめなのは花を飾ることです。花は気持ちを明るくしたり心を癒やしてくれたりしますし、それ以上の効果があることもわかっています。
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自然を取り入れた部屋で、冷たいレモネードでも飲みながらゆっくり音楽を聴いたり読書をしたりすれば、静かで穏やかなヒュッゲな時間を過ごすことができます。
（参考）
37 Summer Hygge Ideas to Make Life Magical
HOW TO HYGGE IN SUMMER
田舎育ち18年、都会暮らし28年、海外暮らし5年。どこにいても緑と土が必要で、ときどき「山が見たい」と駄々をこねます。老後はヨット好きの主人と海と山の両方が見える場所に住みながら、世界各地を旅したい欲張り50代です。