春がやってきました。鳥がさえずり、木々が芽吹き、花が咲くこの季節は、屋外で過ごすのに絶好の時期です。特に、子どもたちには外での時間をたっぷり楽しませてあげたいものです。というのも、今の子どもたちは20年前の子どもたちと比べて、屋外で過ごす時間が半分なんだそうです。そのことが子どもたちの心と身体に影響を与えているとも言われています(関連記事:「「自然体験不足障害」とは?子どもたちが自然から切り離されることの危険性」)。

そこで今回は「50 Outdoor Activities for Kids this Spring!」と「7 Top Reasons Your Family Should Spend More Time Outdoors this Spring」の記事を参考に、この春、屋外で子どもと楽しく過ごすアイデアを紹介します。

春を探しに出かけよう

子どもと一緒に外で遊ぶと言っても、気合を入れすぎる必要はありません。春は外に出るだけでたくさんの発見が待っています。「春を探しに行ってみよう!」と言って、近くの公園に行ってみてください。どんな春があるかを子どもたちと探してみましょう。花が咲いているのを見つけたり、芽吹いている木を見つけたりすることができるでしょう。また、耳を澄ますと鳥の鳴き声や春のそよ風に吹かれる木々の音が聞こえてきます。地面を少し掘るとみみずや昆虫も見つかるかもしれません。五感を使って春を探してみてください。

子どもたちは自然を観察したり触れ合ったりすることで、自然の多様性を感じたり、身の回りの環境について考えたりするようになります。

アート作品を作ろう

公園で見つけた木の枝や小石などを使ってアート作品を作ってみましょう。木の枝を積み重ねて小さな塔を作ってみたり、石や枝を地面に並べて地上絵を作ってみたり。落ちている花びらがあれば、小瓶に詰めて水を入れれば自分だけの香水が出来上がりますし、小石に顔の絵を描けば、石の友達を作ることもできます。また、どんぐりや葉っぱを拾って紙やカードに張り付ければ、誰かへのプレゼントにもなります。

自然の中にはたくさんの素材があります。子どもと一緒に集めて、「さあ、何ができるかな」と家族で楽しんでみてください。子どもの創造力は無限に広がっていきます。

手伝いを遊びにしよう

公園に行く時間はないし、子どもと遊ぶ体力もないというときは、家事を遊びにしてしまいましょう。いつもは大人だけがやっている洗車を手伝ってもらったり、洗濯を干すのを手伝ってもらったり。子どもは水を使うのが大好きですし、時間内にいくつの洗濯物を干せるかを競うだけでも楽しいです。

洗車や洗濯物を干す時間は、太陽の下で過ごすことになります。太陽の光は体内のビタミンDを増やすので、子どもたちの骨を強くしたり、免疫力を高めてくれたりします。屋外で過ごすことの効果は他にもたくさんあります。こちらの記事も参考にしてみてください。
太陽の光を浴びて心も体も元気になろう!健康上の効果と注意点
10分だけでも効果あり!屋外で過ごす時間が心と身体を健康にする

(参考)
50 Outdoor Activities for Kids this Spring!
7 Top Reasons Your Family Should Spend More Time Outdoors this Spring

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