なかなか思い通りに外出できない今、自宅で自然とふれあえる『家庭菜園』を始めてみませんか。家庭菜園では遠くに出掛けることなく気軽に自然を楽しめます。野菜を育てることは単に食べ物が収穫できるだけでなく、土とふれあうことで心が癒やされたり、お子さんがいるご家庭では食育につながったりするメリットもあります。この機会にまずは小さな家庭菜園からスタートしてみてはいかがでしょう。きっと家庭菜園の楽しさにハマりますよ!
土とふれあうとストレス軽減
土とふれあうとストレス軽減効果があるということは、科学的に証明されています(詳細が気になる方はニューズウィーク日本版「土に触れると癒される」メカニズムが解明されるをご参照ください)。特に先行きが不透明な最近は、よりストレスを感じる方が多くなっています。
ストレスは目に見えにくく、自分でも気づかないことがあるので、こまめに解消していく必要があります。家庭菜園なら日々の手入れで無意識のうちに土とふれあう機会が増えるため、こまめなストレス解消にピッタリです。こんなときだからこそ、家族で家庭菜園をしながら心を癒やしていきたいですね。
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家庭菜園で食育&心の成長
お子さんがいるご家庭では、ぜひ一緒に野菜を育ててください。自分の手で育てた野菜を食べることは、食育へとつながります。苦手な野菜に挑戦するきっかけになったり、栽培の大変さが分かったりすれば食べ物を大切にする心も育ちます。また野菜が成長する過程を観察することは、子どもにとって貴重な経験にもなります。
家庭菜園の作業は「雑草抜き」「土を耕す」「水やり」と簡単です。子どもも泥遊び感覚で楽しめます。日々の水やりはお手伝いとして、子どもに担当してもらうのもいいですね。重大な役割を与えてもらった嬉しさから、きっと張りきってお手伝いをしてくれます。頑張って育てた野菜が実ったとき、大きな達成感も味わえます。野菜と一緒に子どもが成長していく姿に感動してしまいますね。
プランターでも野菜は育つ
「家庭菜園をしてみたい」と思っても、畑を作るスペースがないと諦めていませんか。野菜も花のようにプランターに植え付けることができます。地植えできる場所がなかったとしても、ベランダなどの小さなスペースがあれば野菜を育てることが可能です。家族で楽しむのであれば1株からでも十分です。まずは手入れが行き届く数から挑戦してみてください。
初心者におすすめの野菜苗
初心者向けの野菜は次の通りです。
- 夏 ピーマン・ナス・トマト
- 冬 小松菜・葉ネギ・ブロッコリー
これらの野菜は育てやすいので、初心者でも比較的簡単に育てられます。ツルを巻かないので、省スペースなのもメリットです。網を張るスペースがあれば、ツルを巻くキュウリやゴーヤも失敗しにくいのでおすすめです。窓辺にツルを這わせることで、日差しを避けるグリーンカーテンとして利用する方法もあります。またバケツを使った「ミニ田んぼ」を作って食育を後押しするというアイデアも!それぞれの環境に合わせて、気に入った野菜を育ててみてくださいね。
家庭菜園にはたくさんのメリットがあります。土を触ることでストレスが軽減されたり、野菜を育てることで子どもの心の成長に役立ったりします。皆さまも、身近で自然を楽しんでみませんか。
旅とワインが大好きなアウトドア系主婦。休日は家族で外遊びやキャンプを楽しんでいる。夢は「キャンピングカーで日本1周すること」と「世界各地のワインを本場で楽しむ」こと。