服装と装備をご紹介した秋ハイキング準備編に引き続き、今回は持ち物についてご紹介します。

「ハイキングに行く場合はどんな物を準備すればいいかな…」と考える方も多いのではないでしょうか。

本記事は「秋の日帰りハイキング」に必要な持ち物を解説していきます。(今回は数日間にわたる登山のように山中でテントを張る、炊飯するなどを想定した持ち物は含まれておりません。)

準備の心得

ハイキングコース付近にコンビニや自販機、食堂がある場合も当てにせず自分で必要な物を準備しましょう。

秋の行楽シーズン真っ盛りの週末となれば人気のハイキングコースは人であふれ、食堂も混雑で入れず、お店の品も売切れということもあります。

そこに行ったら食べておきたい名物料理やご当地グルメは「ありつけたらラッキー」程度に考え、それとは別におにぎりなどのお昼ご飯を準備しておきましょう。今回解説する持ち物の中には食べ物も含まれています。

あわてて現地調達をしなくて済むよう事前に必要なものを準備していきましょう。

持ち物

秋ハイキングの基本的な持ち物を解説していきます。

リュックサック・バックパック 

約30リットルのリュックサック
約30リットルのリュックサックです。大きさは店員さんに確認しました。

30リットル程度の大きさが日帰りハイキングには最適です。両手がフリーな状態でたくさんの持ち物を携行できます。

飲み物

ハイキング用の飲み物

水筒に水500mlその他に 

  • スポーツドリンク500ml 
  • お茶500ml 
  • ペットボトルで水500ml 2本

を目安として準備するとちょうどいいです。
体重60㎏の人が5時間歩く時の脱水量は約1.5リットルと言われます。気温やコースの歩きやすさによっては脱水量が増える可能性があります。特に暑い日は余分に準備しましょう。

食べ物

お昼ご飯としての食べ物です。食べ終わった後にお弁当箱や容器類が残ると荷物がかさばってしまうのでおにぎりやサンドイッチ、ゆで卵などがおすすめです。

行動食

栄養補給用の食品

歩きながらでも食べることができるゼリーやバータイプの栄養補給しやすいものを準備しましょう。アメやグミをポケットに入れておくと食べやすいです。

ごみ袋

休憩や食事の際、食べ物の包装やペットボトルなど容器類のごみがでます。決められた場所以外で捨てることはできませんのでごみ袋に入れて持ちかえりましょう。

タオル・ハンカチ・ティッシュ・ウェットティッシュ

タオルとウェットティッシュ

タオルは首に掛けたり汗を拭いたり何かと必要になります。2~3本あると安心です。
その他衛生用品はポケットティッシュや外出用フタつきウェットティッシュのようなかさばらないもので準備しましょう。

常備薬

痛み止めや下痢止めの他、血圧の薬など日常的に飲んでいるものがあれば忘れずに携帯します。また救急用具として絆創膏(ばんそうこう)やポイズンリムーバーなどがセットになっている救急キットがおすすめです。

雨具・防寒着

天候に関わらず準備しましょう。服装編でも触れていますが上下セパレートのレインウエアが動きやすいです。

虫よけ

秋ハイキングではまだまだ活躍します。日焼け止めを兼ねたものもあります。アロマを使った虫よけを紹介した記事「天然の虫除け『シトロネラ』のチカラ」もよろしければご参照ください。

筆記用具・メモ帳

行動予定や記録などに使います。ぬれても書ける防水メモ帳・ペンもあります。

地図・コンパス

紙や地図帳が基本ですがアプリやウェブで地図画像をダウンロードし、さらにプリントアウトできます。アプリ「YAMAP」「山と高原地図」「ヤマレコMAP」などがおすすめです。
「YAMAP」は無料プランで月に2枚まで地図をダウンロードできます。

モバイルバッテリー

電話やカメラとして、またその他のアプリを使うにもスマートフォンは欠かせません。予備バッテリーがあると安心です。

装備品

ここからは持ち物の他に身につける装備品として、おすすめなものを紹介します。

トレッキングポール

「ストック」とも呼ばれます。アルペンスキーのストックとよく似ている登山用のつえです。体を安定させ足腰の疲労を軽減できます。

トレッキンググローブ

手の保護やグリップ力補助としてトレッキンググローブがあります。トレッキングポールを使う場合は用意しましょう。
代用品として軍手が使われることもありますがその際はラバー付の軍手の方がおすすめです。

ラバー付き軍手
ラバー付の軍手 グリップしやすく作業にもむいています。

熊よけの鈴

熊よけの鈴
ワークマンで購入しました。

熊は人の気配を察知すると人を避けることが多いそうです。鈴を身につけ鳴らしながら行動することでこちらの存在を熊に知らせることができるのでぜひ使いましょう。

ヘッドランプ・予備電池

ヘッドライト

急な天候の悪化など不測の事態により行動が遅れ、暗くなってしまった場合に必要になります。両手が自由に使え視線の先を照らすことができます。

まとめ

今回は秋ハイキングの持ち物と装備品を紹介、解説しましたがいかがでしたでしょうか。
冒頭の準備の心得にも書いた通り、持ち物や装備品は事前に自分で準備することが大切ですが、実際にハイキングをしてみることで何が必要なのかがより明確になります。

例えば

○○を持っている人がいた → 初めて知ったけど便利そうだったので次回は私も持っていこう
△△は使いづらかった → 次回は××のタイプの方を使うことにする

などです。

人気のハイキングコースは人が多く混雑しますが、他のハイキング客を参考にできることや道に迷う確率も低いので安心です。もちろん人気であるということは景色が美しい、歩きやすいなどハイキングを十分に楽しめる場所なので初心者の間はこういった人気ハイキングコースで慣れていくことをおすすめします。

五色沼自然探勝路 の毘沙門沼付近
五色沼自然探勝路 の毘沙門沼付近

最後の写真は福島県の人気のハイキングコース「五色沼自然探勝路」です。

さわやかな秋晴れのハイキングを満喫しに山に行ってみませんか。

目標は15時!秋ハイキングの計画の立て方へ続く。)

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