リモートワークが普及し、在宅勤務をする人も多くなりました。出勤時間の減少により自由な時間が増えた一方で、仕事とプライベートの区別がつきにくくなり四六時中気持ちが休まらないという悩みも耳にします。この記事では「在宅勤務はなぜ気持ちが休まりにくいのか」「どうしたら心と身体が効果的にリフレッシュできるのか」を解説していきます。

在宅勤務はON・OFFを区切りづらい

在宅勤務は仕事の場所とプライベートの場所が同じため、境界が曖昧になるデメリットがあります。会社に出勤しているときは「仕事は会社」「プライベートは自宅」のように明確な場所の区別があるため、精神的・物理的にも自然にON・OFFができていました。

しかし在宅勤務は出勤や退社のような区切りもなく、休憩時間や勤務時間も曖昧である場合も少なくありません。休憩中なのに休んだ気がしなかったり、退社時間を過ぎても「仕事が残っているから」と遅くまで仕事をしてしまったり、心と身体に負担がかかりやすくなっています。

在宅勤務でもON・OFFの上手な切り替えをし、心身ともにリフレッシュするためにはどうしたらよいのでしょうか。ライターとして在宅勤務をしている筆者は、場所を変えることで仕事とプライベートを区切っています。

目の前にPCがあると仕事が気になってしまうため、休憩時間には一度外に出て強制的に気持ちを切り替えるよう工夫しています。しかし、外に出る理由は気持ちを切り替えるためだけではありません。自然の中で積極的にリフレッシュすることを心掛けているのです。

自然が心と身体をリフレッシュさせる科学的理由

自然とふれあうことは心身ともに良い影響があると科学的に証明されており、次のような効果があるといわれています。

  • 日光を浴びるとセロトニンが分泌され、気分が前向きになる
  • 自然の「1/fゆらぎ」を感じることでストレスを緩和できる

日光を浴びるとセロトニンという幸せホルモンが分泌され、心をリフレッシュさせる効果があります(「日照不足で体調不良も!?在宅勤務でも積極的に日光を浴びよう」より)。日光を浴びることで気持ちが前向きに明るくなることが科学的に証明されているのです。

逆に室内にこもり日照不足となると気分の落ち込みや意欲の低下につながり、ひどいときにはうつ病になってしまうことがあります。在宅勤務だからと家にずっといるのではなく、外に出て適度に日光を浴びることは意欲を高めるためにも重要です。

また、自然の形・音・動きには「1/fゆらぎ」という不規則な変動があり、これが日々のストレスを緩和させる効果があります(「自然のヒーリング効果!自然が生み出す「1/fゆらぎ」でストレス緩和」より)。自然から感じる「1/fゆらぎ」は、脳内をα波の状態にし人の身体にヒーリング効果や集中力アップの効果をもたらすと期待されています。積極的に自然と関わることで意欲の向上やミスの削減にもつながり、仕事力アップにも効果的なのです。

外に出て自然とふれあうことでON・OFFの切り替えが上手にでき、心身がより良い影響を受けられるメリットがあります。在宅勤務だからと家にこもってばかりいないで、休憩時間の散歩から始めてみましょう。そして休日は大自然の中でアウトドアを楽しみ、思いっきりリフレッシュしてみませんか。

Natures.編集部より

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