イギリスでは幅広い世代にガーデニング人気が広がっています。その一方で、環境にやさしいと思っている行動が、実は環境破壊につながっている可能性があるということにも警笛を鳴らしています。それは一体どういうことなのでしょうか。

ガーデニング人気が広まり、自分の家で野菜を育てる人も増えました。自分で育てた野菜は新鮮でおいしいだけではなく、梱包のためのプラスチックや配送のための二酸化炭素排出削減にもつながり、地球環境改善にも大きく貢献できます。しかし、環境に配慮している行動だと思っていても、思わぬ落とし穴があるようです。

グリーンウォッシュとは

昨今、さまざまな企業で環境にやさしい製品だと広告しながらも、それは製品のごく一部で、その他には環境を破壊する資材が多く使われていたりするという、悪質なケースが頻発しています。環境に配慮しているということを企業の宣伝目的で利用しているのです。

環境にやさしいと思いこんで、このような偽のエコ製品を購入し使用することで、環境破壊へ加担してしまう可能性があるようです。

ピートモスの使用が環境破壊につながる?

この問題はもう少し複雑です。ガーデニングをする際に堆肥として使われるピートモス(泥炭を脱水したもの)。イギリスでは約67%のガーデナーが環境に配慮していると回答し、このグループの約46%はすでに有機肥料を使用しているそうです。

オーガニック市場も急速に成長しており、環境問題への関心が高く、化学肥料をできるだけ避けていることは間違いありません。しかし、天然資源であるピートの使用も環境破壊を促進しているようなのです。イギリスではピートを使用しない動きが活発になっていて、ピートを含まないピートフリーの土が販売されています。

ピートは寒冷な湿地帯からのみ採ることができ、成長するのに膨大な時間が必要です。ピートを採り続けることでそこは乾地となってしまいます。ですが問題はそれだけではなく、ピートには大量のCO2をためこむ力があり、これを掘り起こすことによって大昔からのCO2をも放出させてしまっているようなのです。

環境破壊が進む地球でこの問題は見過ごせません。自分の行動が地球の環境とどのように関わっているのか、知らないこと、気づいていないことがまだまだたくさんありそうです。商品パッケージの見た目や広告のうたい文句、単なるうわさなどに惑わされず、根拠を持ったひとつひとつの行動を心がけていきたいですね。

(参照URL)
COVID-19 has transformed the gardening industry – so what are the new trends?

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