環境問題に関心が高くなったいま、いらなくなった服でもただのごみとして捨ててしまうのはもったいないし、何より気が引けますよね。そこで今回は服をただのごみにしないイギリスの身近な取り組みをご紹介します。

専用の袋に入れた服を定期的に回収

服やアクセサリー、靴、ギフトなど、状態が良く使用可能なものをボランティア団体が回収してくれます。いくつかの団体があり、ガンなどの研究や病気の子どものサポートをしているようです。回収する週の前までに家のポストに専用の袋が届き、その袋には寄付できるもの、寄付する先の団体についてなどの詳細が記載されています。

指定された日時に玄関前に出しておくと袋ごと持って行ってくれる仕組みです。不要になったけどまだ使えるものをまとめて入れておくだけで、あまり手間がかからずとても簡単です。

チャリティーショップへ寄付

以前もご紹介させていただいたとおり、イギリスにはいたるところにさまざまなボランティア団体が運営するチャリティーショップがあります。いつでも服やアクセサリー、おもちゃなども寄付できます。寄付した服はショップで売られるので、できるだけきれいにして買ってもらいやすいようにすることが大切です。

関連記事::イギリスに根付く、モノを捨てないための仕組み。チャリティーショップとオークション

カーブートセールで販売

カーブートセールは日本のフリマのようなものです。服や家の不用品などを車のトランク(イギリス英語ではブートという)につめて、そのまま広い公園などに乗り入れ、トランクを開けてその前に物を並べて販売します。多いときは何列もの車が並び、朝早くから地域の人々が集まります。参加費用が寄付されることもあり、こちらもまた自分だけではなく社会のみんなが喜ぶ仕組みができています。

回収してくれるお店へ持っていく 

日本でもいくつかのお店で行われているように、お店によってはダメージ品や片方だけの靴下なども回収してくれるようで、リサイクルするためのシステムを整えているところもあります。お店経由でチャリティーショップに寄付しているところもあります。

いつでもどこでも気軽に寄付できる環境が整っていると、面倒くさいから簡単に捨てちゃおうという気になりません。不用品の処分についていろいろな方法を調べてみて、自分の中で決まった流れができてくるとリサイクルがもっと身近に、簡単になると思います。みなさんも自分に合ったリサイクルの方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

関連記事:キャンプ場で起きているごみ問題とは?ごみマナーを考える

(参照URL)
https://theairambulanceservice.org.uk/childrens-air-ambulance/
https://en.wikipedia.org/wiki/Charity_shop
https://www.arket.com/en_gbp/about/environment/recycle-with-arket.html

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