人事に携わる方なら「プレゼンティーイズム」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「疾病就業」と訳され、従業員が出社していても、心や体の不調のせいで本来発揮されるべきパフォーマンスが低下している状態のことをいいます。
プレゼンティーイズムを生産性とは何か?(前編)で挙げられた生産性を表す式、
生産性=アウトプット(成果)/インプット(投入資源)
に当てはめて考えれば、アウトプットが小さくなっている状態。
それだけならまだしも、医療コストの増加から、インプットが大きくなるリスクもはらんでいます。
そしてもっとも厄介な問題は、他従業員への悪影響です。
伝染といったら語弊があるかもしれませんが、たった一人の心の不調ですら、ほかのメンバーへのマイナスの影響があることは容易に考えられます。
つまり、プレゼンティーイズムが発生すると、その組織の生産性は著しくダウンする可能性があるといえるのです。
全米で行われたある調査では、プレゼンティーイズムによって、年間約1,500億ドルもの損失が出ているともいわれます。

自然体験がプレゼンティーイズム予防に効果あり!?

私たちNature Serviceは長野県信濃町を舞台に行った実証実験「なぜ、自然の近くでテレワークすることにより生産性が向上するのか?」により、森林セラピー、自然体験、自然の中でのリモートワークなどを活用することで、精神疾患の早期発見・早期介入/自殺予防、求職者の減少やよりよい心身の健康状態、予防・メンテナンススキルの向上、そして生産性・ワークパフォーマンスの向上につながるとの示唆を得ました。
なぜ、自然の近くでテレワークすることにより生産性が向上するのか?」大盛況で終了

Nature Serviceによる実証実験の最終報告会は、あくまで「生産性向上を示唆」という結論にとどまっていますが、自然環境下でのテレワークからプレゼンティーイズム予防へ、そして生産性向上へとつなげようと独自の取り組みを行っている企業や機関はすでに多数存在しています。

株式会社セースルフォース・ドットコムin和歌山県白浜町

引用元:「Ohana」の精神が強く根付くリゾート地・白浜にあるサテライトオフィスの魅力

2015年から始まった総務省の「ふるさとテレワーク」の取り組みの一貫として設立されたセールスフォース・ドットコム社の白浜オフィス。劇的な生産性向上を達成し、サテライトオフィスの成功例として知られるようなりました。

Sansan株式会社in徳島県神山町

引用元:TOKUSHIMA WORKING STYLES

代表の寺田氏は前職の三井物産で米国シリコンバレーに駐在していた際に、現地のクリエイターが時間や場所にとらわれず快適な環境で一見遊んでいるかのように仕事に打ち込み、世界規模のサービスを生み出す姿を目の当たりにしていたそうです。
その経験から、社員の働き方を変え、よりクリエイティビティを発揮できる仕事環境を提供したいと2013年、徳島県神山町の古民家を再利用したサテライトオフィスを開設。

地方型サテライトオフィスのメリット

・BCP(業務継続計画)の対策ができる
・人材採用の幅が広がる
・地方移住の夢が叶う
・都心よりオフィスの賃料が低く、コスト削減になる
・地方自治体から助成金が出る場合がある
・先進的な取り組みをしている企業としてブランディングにつながる

私たちNature Serviceも、自然に囲まれた環境下で2019年5月長野県信濃町にてノマドワークセンターを開設しました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
自然の近くで快適に働こう!信濃町ノマドワークセンター

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