家族のはじめてキャンプシリーズは、遊び編、食事編、雨の日編、虫対策編、グループキャンプ編とご紹介してきましたが、本記事が最終話です。今回はグループキャンプで子どもが寝静まった後の『大人時間』をご紹介します。大人だけで焚火を囲む時間を共有することは、親同士ではない一人の人間としての関係性を深めることにつながります。子連れだからこそ、大人だけの夜の語らいの時間を楽しんでみませんか?
焚火を囲み大人の友情を深める
夜9時は子どもたちの就寝時間ですが、このときに大人も一緒に寝てしまうのは少しもったいないです。子どもが寝静まった後に大人だけの時間を過ごす。これがグループキャンプ最高の楽しみ方です。日中は子どもを中心に関わっているため、よく会っている親同士でもゆっくり話せていないことがほとんどです。この夜だけは親という肩書を外し、同世代の友人として関わってみませんか。大自然の中で焚火を囲んで語れば、大人の友情もグッと深まっていきますよ。
このとき子どもが心配になるかもしれませんが、焚火はサイト敷地内で行うので何かあればすぐに気付けます。お子さんが小さく心配な場合は、数十分おきに様子を確認しに行ったり、親が交互で見守ったりするなどの工夫もできます。各ご家庭、無理のない範囲で楽しんでくださいね。
キャンプの夜時間を楽しくするアイテム
キャンプの夜時間を楽しむには「焚火台」と「イス」は必須です。人工的な照明とは違った焚火の優しい揺らめきは、現代社会で疲れた心を癒す効果があります。お気に入りのイスに座り、リラックスすることで自然と会話が楽しめます。あとは「飲み物」や「おつまみ」など、お気に入りのアイテムを用意してくださいね。寒い夜にみんなで楽しむマグカップラーメンもおすすめです。温かさが心もおなかも満たしてくれますよ。
夜時間の騒音に注意
夜は寝ている人もたくさんいます。夜のキャンプ場は音が広範囲に伝わりやすいので、騒音には気をつけてください。音楽を流したり、大きな音を立てたりするのは絶対にやめましょう。楽しくなるとつい話し声のボリュームも上がってしまいますが、迷惑にならないように気配りが必要です。マナーを守って、楽しい時間を過ごしてくださいね。
子どもと一緒は楽しいですが、なかなかゆっくりした大人の時間は取れません。子どもが寝静まったキャンプの夜こそ、大人同士の友情を深めるチャンスです。大人になってからも一生涯の友達はできます。今一歩踏み出せない人も焚火の力を借りて、心を開いてみてくださいね。
はじめてのキャンプシリーズは今回で終了です。全6回をご覧いただき、誠にありがとうございました。「家族キャンプをはじめてみたい方」「いまいちキャンプの楽しみ方がわからなかった方」のお役に立てたら光栄です。これからもアウトドアが楽しくなるようなアイデアを発信していきますので、ぜひ皆さまも自然のなかへお出かけしてみてはいかがでしょうか。
旅とワインが大好きなアウトドア系主婦。休日は家族で外遊びやキャンプを楽しんでいる。夢は「キャンピングカーで日本1周すること」と「世界各地のワインを本場で楽しむ」こと。
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